防塵マスクの選び方、使用方法 | ||
被災地のアスベスト対策を考えるネットワーク |
【項目】
選び方・注意する点
防塵マスクを選ぶ際には、次の条件を満足する必要があります。
1.捕集効率 | :高いほどよい |
2.吸排気抵抗 | :低いほどよい |
3.重量 | :軽いほどよい |
4.視野 | :広いほどよい |
5.顔面への密着性 | :よくなければならない |
これらの点を考慮すれば、アスベスト繊維をきちんと捕集してくれる防塵
マスクとしては国家検定品がベストです。
使い捨て式の防塵マスクの場合、8時間とか12時間と使用限度時間が明
記されていますが、これは粉塵作業者の場合で、一般人が着用する場合、目
詰まりして、息苦しくなるまで使用しても大丈夫です。(たいていの場合、
しめひもが切れて使えなくなるか、衛生的につけたくなくなる方が先だと思
います。)
注意すべき点は、顔の大きさ・形には個人差がありますから、きちんと顔
面に密着するものを着用することです。ガーゼなどをあててマスクをすると
ガーゼのところから、粉塵が入ってきて意味をなさない場合がありますので、
気をつけてください。
また、着用する際にはマスクに破損や変形がないか、しめひもが緩んでな
いか点検し、顔面に密着するようにして着用してください。
使い捨て式の国家検定品マスクでも、会話が可能なものや、活性炭入りの
ものや防臭機能付きのものもあります。機能性を重視して選択してください。
空気漏れチェックの方法
マスクをきちんと装着して、大きく息を吐いてください。鼻のあたりに空 気がたまるようだと密着しています。そうでなければ、どこからか漏れてい るので、もう一度顔面にきちんとつけなおしてください。
マスクのつけ方
マスクの鼻あてを前に し、ゴムバンドが下に たれるように持ちます。 |
片手でマスクをしっか りと押さえながら、あ ごを包むようにかぶせ、 ゴムバンドを首回りと 頭部につけます。 |
鼻あてが鼻に密着する ように両手で押します。 |
両手でマスク全体を覆 い、空気漏れチェック をして、密着のいい位 置にマスクを合わせま す。 |
マスクの廃棄の方法
マスクにはアスベスト粉塵が付着していますから、飛散しないようにビニ ール袋にくるんで、廃棄しましょう。